弊社は、2023 年 5 月 25 日にシンガポールで第 2 回サステナビリティサミットを開催しました。
弊社は今年、アジア太平洋地域がサステナビリティソリューションを進展させ、真の進歩をリードする未来を思い描いていました。
APAC の企業はソーラーパネル製造から代替タンパク質やプラスチックのリサイクルまで、多くのサステナブルな産業の最前線にあり、新たに多くのイノベーションが未だ出現しています。伝統的な産業でさえ、サステナブルな慣行の改善にますます焦点を合わせています。それでも、この地域の一部と、一部のセクターは、変革的な変化を追求する機会があるにもかかわらず、行動が遅れています。
これゆえ、この地域は明日のサステナビリティのリーダーとなる、現場で具体的な進歩をもたらす企業を発見する機が熟しています。投資家にとって、これは投資目標の達成を支援する可能性のある業界リーダーを特定することになります。
投資家は、APAC 地域でサステナブルな投資機会を見つける可能性がある一方で、慎重に決定を下さなければならないことを弊社は認識しています。従って、今年のサステナビリティサミットでは、サステナビリティとアルファの機会を理解する上での障壁を打ち破るよう試みました。
弊社のセッション
歓迎の挨拶
サミットでセッションを欠席しましたか?以下のリプレイ動画をご覧ください。
貴重講演
- デビッド・アトキン、責任投資原則 (PRI) 最高経営責任者 (CEO)
- アマンダ・ヤング、投資部門最高サステナビリティ責任者、abrdn
アジア太平洋地域におけるサステナビリティ - 良いこと、悪いこと、醜いこと
講師:
- ピーター・ブラナー、最高投資責任者、投資部門、abrdn
- デビッド・アトキン、責任投資原則 (PRI) 最高経営責任者 (CEO)
- ジリアン・コー・タン、シンガポール金融管理局、サステナビリティグループ、最高サステナビリティ責任者
- リンネット・コー、テマセク・トラスト・インパクト投資実践センター (CIIP) 所長
大論争:ESG 規制はサステナブル投資を抑制する
重要なトピックに対する軽妙なアプローチ!abrdn が議論を提示します。片方のチームは否定的な立場を、もう片方のチームは肯定的な立場をとるよう求められます。聴衆は、議論の勝利を決定するための審査員、かつ個人としてベストのスピーカーとして行動します。念のため、各人は役割を演じているのであり、本人の見解や所属機関の見解を代表していない場合があることを忘れないでください。
講師:
- ルネ・ビュールマン、投資部門グローバル最高経営責任者 (CEO)、abrdn
- ヘレン・リー、GoImpact の共同創設者兼最高経営責任者 (CEO)
- マイケル・タン、シンガポール証券取引所 (SGX) サステナブル開発室、室長兼上場政策および商品認可担当責任者
- シーラ・ヴィーラパン、サステナビリティ投資スペシャリスト、abrdn
- ヴァネッサ・チョイ、APAC ESG コンプライアンスマネージャー、 abrdn
- ゾーイ・ウィットン、ポリネーション社インパクト責任者
- ショーン・ツェン、クライアントアース社、法律コンサルタント
ファンドセレクター向けに設計
ESG ファンドの格付けを理解する
ESG ファンドの格付けは、投資家とファンドセレクターがデューディリジェンスと選択プロセスを手引きするために使用されます。利用可能なファンド格付けの範囲を考えると、これらの格付けは重要で有用なインプットなのか、それとも投資家やファンドセレクターに、何に焦点を当てるべきか、業界が何を評価しているのかについて、清濁取り交ぜたシグナルを送っているのでしょうか。ぜひ参加して、答えを見つけて下さい。
講師:
- シーラ・ヴィーラパン、サステナビリティ投資スペシャリスト、abrdn
- ウィン・チャン、モーニングスター、ヨーロッパおよび APAC のマネージャーリサーチ責任者
- ユージニア・コー、スタンダードチャータード銀行、サステナブルファイナンス、グローバル責任者
サステナブルファンド:何を意味するのか?
ESG 統合、倫理的、インパクト、サステナブル (持続可能)、スクリーニングされた、エンゲージメント - これらは、「サステナブル」または「ESG」の傘下にあるサステナブル投資ファンドに付けられた様々な名称のほんの一部です。これを様々な市場の様々な製品ラベル付け基準の規則と組み合わせると、謎解きクイズが出来上がります。このセッションでは、定義やラベル、スタンダードの複雑さと、それに対する abrdn のアプローチをご紹介します。
講師:
- デビッド・スミス、シニアインベストメントディレクター、abrdn
- ニコール・リム、ESG 債券投資アナリスト、abrdn
- ヴァネッサ・チョイ、APAC ESG コンプライアンスマネージャー、 abrdn
資産クラスを超えたサステナブルな投資戦略
前回のセッションに基づき、資産クラスごとに様々なサステナブル投資戦略についてさらに掘り下げます。この地域の成長機会を最もよく捉えるソリューションについて、株式、債券、マルチアセットの専門家の生の声をお聞きください。
講師:
- フラビア・チョン、アジア太平洋株式責任者、abrdn
- デビッド・スミス、シニアインベストメントディレクター、abrdn
- ヘンリー・ロー、アジア債券責任者、abrdn
資産所有者向けに設計
気候の信頼性ギャップ - ネットゼロ企業のコミットメントはどこまで本気か
投資家は、企業がグリーンウォッシングだけでなく、事業とサプライチェーンの脱炭素化に真摯に取り組んでいることをどのように確認できるでしょうか。政府、企業、民間部門がネットゼロのコミットメントをしているにもかかわらず、排出量は増加し続けています。では、実際に何が起きているのか、そして投資家は企業のコミットメントが本物であることを確認するために何ができるでしょうか。
講師:
- エヴァ・ケァンズ、サステナビリティインサイトおよび気候戦略責任者、abrdn
- ヴァレリー・クワン、気候変動に関するアジア投資家グループ (AIGCC) エンゲージメント部門ディレクター
- ゾーイ・ウィットン、ポリネーション社インパクト責任者
生物多様性、食品、サプライチェーン - 投資の流行か未来か?
ネットゼロ戦略の開発と実践には多くの努力が払われてきましたが、これらは自然を保護し、生態系を回復する場合にのみ成功であると言えます。より多くのデータと高度なツールが利用可能になったことで、投資家は投資の影響を定量化し始めており、自然ベースのソリューションなどの革新的なメカニズム投資戦略は、より広範なサステナビリティの目標を達成するのに役立ちます。このセッションでは、自然資本を保護する理由と方法の現実、サプライチェーンへの影響、これが食料安全保障とどのように関連しているか、自然に基づく解決策と気候変動の交差点の理解について議論します。
講師:
- アマンダ・ヤング、投資部門最高サステナビリティ責任者、abrdn
- マーティン・ルモワン、アジア開発銀行 (ADB) シンガポール事務所、アグリビジネス担当部長
- エヴァ・ケァンズ、サステナビリティインサイトおよび気候戦略責任者、abrdn
移行への投資 - ブラウンをグリーンに
環境と社会の課題に対処するには、サステナビリティの最も厳格な基準は満たしていない場合が多いものの、より環境に優しい未来への移行を計画している企業に投資する必要があります。これは特に新興市場で顕著であり、その多くはアジアにあります。それでも、一部の投資家は、まだ「グリーン」として定義されていない企業への投資に反対しています。「ブラウン」への投資は、真の ESG 移行に貢献することができるでしょうか。
講師:
- ニコール・リム、ESG 債券投資アナリスト、abrdn
- ユージン・チェン、Sembcorp グループ、最高財務責任者 (CFO)
- チー・ウィー・タン、アジアインフラ投資銀行 (AIIB) 、民間セクター シニア環境・社会スペシャリスト
- マーク・エリントン、環境資源管理 (ERM) 、APAC オペレーションズ会長
abrdn におけるサステナブル投資
abrdn ではほぼ 30 年間に渡り、環境、社会、ガバナンス (ESG) への配慮を意思決定プロセスにおける不可欠な要素としてきました。弊社の地域戦略を主導するアジア太平洋地域のサステナビリティ研究所は、社内外の知識交換を推進し、投資コミュニティの関与を促進しつつ、個人投資家に ESG 投資の洞察を提供しています。これにより abrdn はクライアントのニーズと関連する業界の問題を幅広く深く理解できるのです。特定分野に精通したスタッフ・の専門知識、弊社独自の調査とツール、およびアクティブ・オーナーシップ・アプローチは、クライアントに付加価値をもたらします。